
120分、2004年公開、製作:「死に花」製作委員会、配給:東映、カラー、ビスタサイズ、DOLBY-SRD
はじめに
本作は、老年に差し掛かった昭和の名優たちをキャスティングした大人の御伽話的なお話である。正直、ストーリーは荒唐無稽で、あり得ないだろうというものだが、昭和の名優たちが活躍しているところ、そして撮影当時の実際の町に架空の建物を合成させるなどした特撮シーンが見ものである。CG合成だと思われるが、技術の進歩は著しく合成の境界線は全く分からない、見る者を騙してくれて嬉しいかぎり。初見のときは合成だとは気づかなかったカットがいくつもあった。先日CSで放送されたものを録画してあったので再度見ると色々と発見することが出てきた。そのあたりを交えて紹介していきたい。
いつものように、ロケ地を中心に明らかにしていこうと思う。画面に写っているものに言及したりもするかもしれない。気楽にお付き合いいただければ幸いである。
本ページに関して、ミスの指摘、情報提供等ございましたら「お問い合わせ」ページよりお知らせください。
写真下に記載した「h:mm:ss」は本編開始時からの経過時間である。録画した素材が示す時間なので、おおよその経過時間と考えていただきたい。映画本編のキャプチャ画像は時系列順に並べて、説明をしていく。
文中に《数字,数字》 の箇所があるが、これはグーグルマップで認識する緯度経度である。リンクを張っているので現在の地図を参照することができる。また、この緯度経度を使用してグーグルマップで検索するとその場所が表示される。
画像にカーソルを重ねたとき「指」の形状に変化する画像は、クリックすると拡大表示されます。
文章内で[この色]この吹き出しに補足説明が表示されますで着色されている文言には補足説明が付加されています。着色された文言の上にマウスカーソルを重ねてみてください。
【ロケ地紹介】


(写真-0:37:30)は、菊島真(山崎努)がサクランボ銀行の下見のために永代橋《35.676339589503264, 139.78751505184408》を歩くシーンである。ちょうど撮影当時は永代橋の改修工事中だったようでアーチ部分が工事用の幕で覆われている。欄干の奥に見えている樹木は2026年ではかなり生長しているのが分かる。


(写真-0:37:38)は、永代橋の橋上からサクランボ銀行(中央上部の赤い看板が見切れている建物)を見ているシーンである。実際にはこの場所に建物は存在しないのでCG合成で表現しているのだろう。その右側は本来ならMSH日本橋箱崎ビル《35.67868382385063, 139.78711874128112》が建っている場所だが、ここもCGで描いているように見える。


(写真-0:37:53)は、菊島真(山崎努)が永代橋橋上からサクランボ銀行を眺めているシーン。欄干の外側にも工事用の幕らしきものが見えている。後方の外階段がある建物は現存している。菊島真(山崎努)はアイスコーヒーらしきものを飲んでいるが、カップの絵柄から「カフェ・ド・クリエ」で購入したものと思われる。

(写真-0:45:42)は、菊島真(山崎努)の個室内のシーン、訪ねてきた明日香鈴子(松原智恵子)が写っている。その左後方にあるのは16mm映写機のようだ。菊島は映画プロデューサーだったという設定なので映写機を配置したのだろうか。残念ながら映写機には詳しくないのでメーカーや型名は分からず。


(写真-0:46:44)では日本橋水門の一部が写っている。
(写真-0:46:48)の左下に写っている親柱は、右の写真と同じであることが分かる。


左の写真のビル(岡本ビル)《35.679605602522074, 139.78048494290837》から霊岸橋を撮影したのかもしれない。岡本ビルの定礎銘板を見ると「昭和五十七年十月」とあるので撮影当時すでにここに建っていた。外階段があるのでこの階段の踊り場にキャメラを設置したのであろう。


(写真-0:46:58)は、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)がサクランボ銀行下見のため茅場町駅4a出入口から出てきたシーンである《35.68003976664733, 139.78037240854644》。出入口のアーチ部には営団地下鉄の団章「S」マークが掲げられている。ちなみに東京地下鉄が発足したのは2004/4/1。本映画公開は2004/5/8なので、撮影は営団地下鉄の終焉時代に行われていたことが分かる。


(写真-0:47:06)は、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)がサクランボ銀行下見のため豊海橋を渡るシーンである《35.67739395650723, 139.78656259332203》。この豊海橋も撮影時以降に改修されているようだ。塗装色が変更しており、橋のライトアップ用の電灯(アーチ部の柱にある台形の出っ張り)がなくなっている。ライトアップされているカットは(写真-1:11:36)で確認できる。


(写真-0:47:15)は、豊海橋袂からサクランボ銀行ビルを見上げているシーン。撮影当時はその奥の「IBM箱崎ビル(現・MSH日本橋箱崎ビル)」は存在したていたが、サクランボ銀行ビルは存在しない。CG合成であろう。サクランボ銀行ビル手前の「三井~」と書かれたビルは実在の「三井倉庫別館」だったが、2026年4月現在では空地になっていた。



(写真-0:47:21)、(写真-0:47:39)は、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)がサクランボ銀行・西永代支店の斜向かいのカフェで作戦会議を行っているシーンである。さて、ここはどこであろう。決め手はサクランボ銀行の左ビルの「レストラン バンボリーナ」の看板。現在も営業していたので、Web検索ですぐに見つかった《35.68185254082072, 139.7778936273468》。その右隣りがサクランボ銀行西永代支店のビル(現・兜町第二平和ビル)。1階部分は改修されていて映画当時とは変化しているが、出入口付近やその左の角部分は当時とはほとんど変化していないようだ。(写真-0:47:39)のサクランボ銀行ビルの2階部分はCGで描かれているように見える。

左の画像はシャッターが空いた後のシーンの正面出入口を拡大したものである。なんとか「サクランボ銀行西永代支店」と読むことができる。
さて、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)が座っているカフェのテラス席からサクランボ銀行西永代支店を眺めているシーンだが、このカットのキャメラはどこに置かれていたのだろうか。(写真-0:47:39)にて銀行の見える角度から、テラス席は兜町第二ビルの左角の正面に位置していると思われる。ところがこのテラス席のあるであろう場所はなんと道路上にあたるのである。
このカフェは(写真-0:47:21)に写っている看板などから「カフェ・ド・クリエ」であることがわかる。撮影当時、この場所(中央区日本橋兜町)に「カフェ・ド・クリエ」が存在していたのかを確認するため撮影当時の電話帳を調べてみることにした。本稿末尾の参考資料に示した2003年のタウンページには記載がなかった。ということは、(写真-0:47:39)のテラス席は道路上に置かれたセットまたは、「兜町第二平和ビル_地図(2004年)」の(白ヌキ数字の)⑤と書かれたビルに組まれたセットではないだろうか。もしくは、スクリーンプロセスで表現したのかもしれない(映像を見た限りではスクリーンプロセスではなさそう)。

(写真-0:47:21)に写るカフェの店内の様子は前後の映像を見るとセット撮影ではなさそうである。どこかの実店舗でロケしているのであろう。この切り返しの一連のショットは、別々の場所で撮影したものを編集で繋げてあたかも同じ場所にいるように見せていたようだ。
当時「カフェ・ド・クリエ」を運営していたのはポッカクリエイトである(Web検索にて調査)。現在はC-Unitedが同社を吸収合併して運営している。しかし、エンドクレジットでは同社の名前の掲載はなかった。(写真-0:37:53)で菊島真(山崎努)が飲んでいるものも「カフェ・ド・クリエ」で調達したものであるので社名表示があってもよさそうなものだが…。もしセット撮影だったのであれば、セットを作るうえでの協力はなかったのであろうか。協力はしたがクレジットには未記載、そもそも協力はしていないのか、果たして正解は…。

参考までにキャメラ位置「兜町第二平和ビル_地図(2004年)」の★マークであろう場所を示しておく。左写真は、サクランボ銀行の出入口を背にして撮影したものである。


(写真-0:52:27)は、老人たち(宇津井健、山崎努、谷啓)がトンネル掘りのための測量を行っている様子―このシーンでは(写真-0:47:39)で老人たち(宇津井健、山崎努、谷啓)が利用していたカフェは存在していない。サクランボ銀行西永代支店を別角度から写している。角に立っている銀行名の四角柱立て看板は横断歩道標識と同じ場所に立っている。もしかするとこの道路標識を隠すように四角柱看板を立てていたのではないだろうか。
ところで、老人たちが被っているヘルメットには「S.B建設」と書かれている。(写真-0:52:27)で確認できる。これはもしかして「SakuranBo」にちなんで命名したのかもしれない。残念ながら作業服には社名が書かれていない。

余談ですが、上写真の(イ)と(ロ)の女性通行人は同一人物のような気がするのですが…。洋服とショルダーバッグがよく似ている。



(写真-0:52:30)、(写真-0:52:57)は、老人たち(宇津井健、山崎努、谷啓)がトンネル掘りのための測量を行っている様子を別角度から撮影したものである。この場所は見覚えがあったのですぐに分かった。画面奥に見えているのは日証館ビル《35.68335756620083, 139.77876980559924》である。アーチ型の窓が特徴。以前手がけた『大冒険』(1965年)のロケ地調査で訪れていたのだ。日証館ビルを知らなくても(写真-0:52:57)の右のビル(みずほ銀行)の壁面に住居表示があるのでこの場所を特定するのは難しくはないだろう。


(写真-0:53:16)は、ホームレス老人の先山六兵衛(長門勇)の小屋がある場所である《35.67752287172527, 139.78707878110333》。ここは豊海橋のすぐそば。画面奥の二階建ての橋は隅田川大橋(橋桁に橋梁名が記載されている)。この橋は一般道と首都高速道路が上下に重ねて通っているという珍しい構造となっている。現在は写真のようにテラス風の遊歩道になっているのだが、隅田川の河畔は整備工事中で立ち入りできなくなっていた(2026年3月現在)。

上写真の(ハ)と(ニ)の女性はどう見ても同一人物。この女性、<0:53:50>で画面左へ出て行ってしまうのですが数十秒後のカット<0:54:16>で再び同じような軌跡で再登場。


(写真-1:00:35)は、作業が行われている小屋の様子を豊海橋《35.67745971329946, 139.78659063779523》から見ている鈴子(松原智恵子)、その右には警備役の庄司(谷啓)がいる。


(写真-1:00:42)は、(写真-1:00:35)の切り返しショット。


(写真-1:04:50)は、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)がサクランボ銀行の店頭に駆けつけようとしているシーン。道路上の電信柱や街灯は当時のままだが、豊海橋の袂の公衆便所はリニューアルされており、かなりの樹木は伐採されてしまっている。


(写真-1:04:58)は、老人たち(青島幸男、山崎努、谷啓、宇津井健)がサクランボ銀行の店頭に駆けつけてきたところ《35.68203268834703, 139.7777149278684》。角に立っている銀行名の立て看板は現在の写真に写っている「P」や「横断歩道」の道路標識を隠すように設置されているようだ。


(写真-1:05:04)は、サクランボ銀行店内からみずほ銀行兜町支店方向を写しているシーン。現在、サクランボ銀行の1階部分は洋菓子店になっているので店内からの撮影は難しいため窓の側から撮影した。






(写真-1:10:58)は、和子(星野真里)がバイクから降り、怒ってヘルメットを投げ捨てるシーン。(写真-1:11:05)はその切り返し。奥のお弁当屋の屋号は「くどう」と読める。

さて、ここはどこであろうか。ヒントは(写真-1:10:58)で右端に写る電信柱の広告。「■■デンタルクリニック」と読める。一行目は文字の左半分だけが見えているので「■■」の一文字目は「日」or「田」のようだ。そこで中央区に存在する歯科医院をWeb検索で探してみることに。デンタルクリニックと名乗っている医院は多くはなく、「日■」or「田■」に合致する医院はすぐに見つかった。それは「田島デンタルクリニック(中央区新川2-15-11)」。この近辺で「くどう」というお店のある場所を2004年の住宅地図で調べてみると見つけることができた。亀島川に架かる南高橋(みなみたかばし)袂そばの交差点の角だった《35.67324551067411, 139.7822635984291》。くどう商店の場所は現在は「クリアルプレミア八丁堀」(マンションらしい)となっている。

(写真-1:10:58)の後方に見えているビルを2026年4月撮影と比較してみると大きな違いは正面の柱が角柱から円柱に替わっているくらいであとはほぼ当時のまま。改修されているようだ。驚くことに電信柱の「田島デンタルクリニック」の広告は当時のまま今も存在している。




(写真-1:11:19)、(写真-1:11:27)は穴池好男(青島幸男)が弁当を買って店から出てきたシーン。

(写真-1:11:27)の後方のビルには「■■㐧1ビル」と書かれている。このビルは現在は「REID-C八丁堀ビル」と改称している。出入り口脇の名称の脇に小さく旧名称が記されていた。そう、「■■」部分は「梶谷」だったようだ。ちなみに(写真-1:11:27)の左の電信柱の歯科医院「~本歯科」を探してみたが見つからず。廃業したのかもしれない。現在は薬局の広告になっている。


(写真-1:11:36)は、ライトアップされている豊海橋《35.67745971329946, 139.78659063779523》。2026年3月に訪問した時は日中だったので現在のライトアップの様子は見られなかった。この橋は改修でライトアップの方式が変更になっている。橋の手前の四角いマンホールは当時のまま存在している。

(写真-1:29:58)は、菊島真(山崎努)の部屋でテレビの天気予報を見ているシーン。2003/12/1から東京・大阪・名古屋の3大都市圏で地上デジタル放送が開始されている。この部屋のテレビのアスペクト比画面の縦横比のこと。〔ヨコ:タテ〕で表すは4:3なので、彼らが暮らす「らくらく長寿園」がある地域ではまだ地上デジタル放送は始まっていなかったのかもしれない。

(写真-1:40:22)で、先山六兵衛(長門勇)が被っているヘルメットには「株 前川組」とある。先山は元水道工事夫だったという設定なので、以前所属していた会社のヘルメットであろうと思われる。

(写真-1:45:30)は、一休み中の井上和子(星野真里)。彼女のヘルメットには「S.B警備保障」とある。交通誘導警備を行う「S.B建設」の関連会社であろうと推測する。


(写真-1:46:12)は、台風一過の隅田川大橋《35.67901485942319, 139.7885224911715》から見た夜明けのシーン。


(写真-1:46:15)は、サクランボ銀行ビルが倒壊するシーン。倒壊するビルだけでなく増水した隅田川もCGで表現しているのだろう。遠景のビル群は現在もほぼ変化していない。このシーンに写る永代橋は工事用の幕は取り除かれているので、改修工事は終了しているようだ。


(写真-1:46:23)は永代西交番。このカットはロケなのかセットなのか分からず手を付けていなかったのだが、先日神保町界隈を散歩してたら見覚えのある建物を偶然にも見つけてしまった。ここは、神田猿楽町々會詰所(千代田区神田猿楽町2-3-5)《35.699215685725825, 139.75820841664492》。建物の外観、出入口の扉、窓の形状などが酷似。Web検索してみたら、ここは色々なドラマで使用されている著名な建物だったようだ。写真もいろいろとアップされていた。その中でもこの写真(撮影時期は明記されていない)が映画に写るものとほぼ同じように見える(赤い消火器の収納ケースが同じ位置にある)。こちらのサイトには2005年6月の写真が掲載されている。神田猿楽町々會詰所の左後方の建物は学校の校舎風、当時の住宅地図を確認すると校舎だったようだ。現在ではマンションになっている。また、画面右側の電信柱前の道路標識も同じようだ。(写真-1:46:23)のロケ地は神田猿楽町々會詰所と断定しても間違いではなかろう。


(写真-1:46:47)は、サクランボ銀行ビルが倒壊するとの通報を受けて現場に急行する永代西交番の警官(中森祥文)。(写真-0:52:57)と同じ場所、日証館ビル《35.68335756620083, 139.77876980559924》が見える路地。


(写真-1:46:54)は、倒壊していくサクランボ銀行ビル《35.68210781961353, 139.77774711766102》。このシーンもCG合成であろう。


(写真-1:47:06)は、一仕事を終えた老人グループが引き上げていくシーン。一行は永代橋《35.676339589503264, 139.78751505184408》を江東区方面に渡って行くのだが、これでは「らくらく長寿園」とは逆方向だと思うのだが…。




(写真-1:47:52)、(写真-1:47:56)、(写真-1:48:30)は老人グループが盗み出した札束をアジトで積み上げている様子である。いくらになるか勘定してみよう。
(写真-1:48:10)、キャスター(大和田獏)のワイドショー番組で盗まれたのは17億3000万円と言っている。
細い帯封の束は100万円であろう。これを10束纏めて太い帯封にした煉瓦状のものが1000万円。この煉瓦状の束が16×5=80束、これが2段あるので合計160束。1000万円が160束あるので16億円。このほかに1000万円の束が7束と100万円帯封がばら撒かれている。画面に写っているものは17億円弱ということのようだ。


(写真-1:54:03)、大きな仕事をやり終えて河原に佇む老人たち(松原智恵子、山崎努、宇津井健、谷啓、青島幸男)。


(写真-1:54:26)、画面後方にはどこかの道路が見えている。


(写真-1:54:49)にて穴池(青島幸男)の左後ろに見えている黒い物体は岩ではないだろうか。同じような岩が現在も置かれている。




(写真-1:55:29)の橋脚と橋脚の間に見えている緑色のネット(ゴルフ練習場か?)やその左隣のビルは現在も同じように見えている。


ラストシーンの(写真-1:54:03)、(写真-1:54:26)、(写真-1:54:49)、(写真-1:55:22)、(写真-1:55:29)、(写真-1:56:59)はどこかの河原で主人公たちがお金の使い道を語り合うシーン。人物のアップが多いので周りの景色をあまり窺うことができないが特徴的なものが写り込んでいた。(写真-1:54:03)と(写真-1:54:49)にて、ピンボケしているが橋上の電車ホームらしきものが見えている(線路に並行した道路もある)。そしてその切り返しショットの(写真-1:54:26)などでは橋梁の橋桁が写っている。このようなロケーションには心当たりがあった。現地に行き、ここで間違いないだろうと確信した。そう、ここは世田谷区の兵庫島公園である《35.61139520789965, 139.62335375314436》。橋上駅は東急線の二子玉川駅、そして見えていた橋脚は国道246号線の新二子橋だった。
多摩川のすぐそばにあった川崎市市民ミュージアムは、2019/10/12の台風19号によって甚大な被害を受けたことは記憶に新しい。このように多摩川は時々氾濫したりするので川の流れが変化することは珍しくはない。このため、撮影当時と現在では流れが異なっているようにみえる。従って正確な撮影場所を特定するのは難しい。兵庫島公園の地図上に示したキャメラ位置はこの辺かなというおおよその場所であることを御承知おき頂きたい。
(写真-1:56:59)の撮影場所は川しか写っていないので特定は難しい。このためそれらしい場所を撮影してみた。川の流れがかなり変化していることが分かる。「兵庫島公園_6(2026年5月撮影)」の手前に写っているのは兵庫池(別名・ひょうたん池)であろうか。
最後に、本作のお話の季節はどうだったのかを確認しておこう。序盤では長袖の人が多いように見える。中盤あたりになると半袖の人が増えてくる。中盤から終盤にかけて台風がやって来る。ラストシーンでは主人公たちが川べりで会話しているがしっかりと上着を着ており、菊島(山崎努)はマフラーまでしている。ということで初夏から秋もしくは初冬にかけての話だったと考えられる。
本稿脱稿の直前に東映ビデオからメイキング・ドキュメンタリー『映画「死に花」 ~それぞれの「生き様」~』なるDVDが発売されていることに気づいた。当然未見だが、この中で本稿で取り上げた疑問などの回答が語られているかもしれない。また、映画公開時のパンフレットにも何か情報が載っているのかもしれない(筆者は未見)。
ということで、ここで筆を置こうと思う。長々とお付き合いいただき感謝いたします。
ご注意
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お願い
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【参考資料】
下記の書籍やWebサイトを参考にさせていただいた。作者の方々には心より御礼いたします。ありがとうございました。
- 『ゼンリン住宅地図 中央区 2004 平成16年』
- 『ゼンリン住宅地図 江東区 2004 平成16年』
- 『ゼンリン住宅地図 世田谷区 2004 平成16年』
- 『ゼンリン住宅地図 川崎市高津区 2004 平成16年』
- 『タウンページ 職業別-千代田・中央・墨田・江東・江戸川区版(出版年月:2003年3月)』
- 千代田遺産 神田猿楽町々會詰所(https://chiyoda.main.jp/seisiga/kobetsu/sarutume.html)
- 東京都千代田区(その他) ロケ地情報・マップ(https://loca.ash.jp/info/addr/kttkkucy.htm#info222)
- Google Map(https://www.google.co.jp/maps/)
- ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/)
- Web検索
【編集履歴】
- 2026/06/15:初版公開
- 2026/07/08:(写真-1:46:23)「神田猿楽町々會詰所」追加
