「原ひさ子」の仕事

hara-hisako

女優、原ひさ子(はら・ひさこ)の出演作をリストアップする。演劇人生の出発は前進座から。旧芸名は「原緋紗子」、「原緋沙子」 、「原久子」 。基本的にノンクレジット出演はほとんどない。

『悪魔の手毬唄』(1977年、東宝)で手毬唄を歌う老婆役はなんだか見たことある人、誰だろうと思ったのがこの役者を意識した始まり。私の映画鑑賞の中ではあまり出演作は多くはないが、ウィキペディアによると70~80本ほど出演しているようだ。

このリストは、筆者が映画を観て見つけた(確認した)ものであるので勘違いがあるかもしれない。未見の作品は未掲載。おかしな点があれば情報をお寄せいただければ幸いである。

作品名






説明
人情紙風船 1937 原緋紗子。序盤と終盤。おてつ(源公の女房、貧乏長屋の住人)
阿部一族 1938 × 原緋紗子。阿部一太夫の妻。一太夫(市川進三郎)一家が阿部屋敷にやって来たシーン
大日向村 1940 原緋紗子。水原藤太(林幹)の娘
幡隨院長兵衛 1940 原ひさ子。出演箇所見つけられず。役名は「茶屋女」だが、お茶屋の場面はなかったような気がする。
姿三四郎 1943 × × 終盤、警視庁武術大会の観客。矢野正五郎(大河内傳次郎)の真後ろに着席。銀縁眼鏡、和服
わが靑春に悔なし 1946 原緋紗子。序盤。糸川(河野秋武)の母
或る夜の殿様 1946 × × ラストシーンのタイラ・キイチロウ(長谷川一夫)が山泉楼を発つ場面でお見送りする和服の婦人。2~3カット写る。Web上の情報では、住(福本重兵衛の妻)
名探偵ヒロシ君 1947 原緋紗子。ヒロシ(髙崎直典)の母親で二郎(小宮山清)の養母。子供の洋服を繕っている。眼鏡あり、和服
機関車小僧 1949 原緋紗子。明(二口信一)のおじ・鍛冶屋(大町文男)の妻。両親がいない明はこの家に預けられている
青い山脈 1949 原緋紗子。女学校教師。島崎先生(原節子)の行動に対して応援の言葉を述べる
續 青い山脈 1949 × 原緋紗子。女学校教師、理事会に出席
どっこい生きてる 1951 × 毛利修三(河原崎長十郎)のために金を貸すニコヨン仲間
原爆の子 1952 原ひさ子。初めに訪ねた男の子(父親が臨終)の近所の主婦
縮図 1953 原緋紗子。栗栖家の婆や
夜明け前 1953 原久子。謙吉(宇野重吉)の母親
太陽のない街 1954 × 原ひさ子。おきみ(岸旗江)の母親。中盤、おきみが身売りされたと聞いて高枝(日髙澄子)がおきみ家にやってくる場面。寝たきりの病人。台詞はないが、お君のことを嘆き悲しむ
1955 × 原緋沙子。保険外交員合格者の中のひとり
夜あけ朝あけ 1956 原ひさ子。村人。次女が入学したとき父兄控室で会話するシーン、野外での映画上映会の観客の2箇所に登場
8時間の恐怖 1957 原ひさ子。病気の娘を見舞うために上京する夫婦。夫役は永井柳太郎
永遠に答えず 靑春篇 1957 原ひさ子。塩釜の小峯家の家族or婆や?、いつも台所仕事をしている。中盤の小峯宏(葉山良二)出征の壮行会シーン、終盤の宏の婚礼の日のシーンに登場する
十七才の抵抗 1957 原ひさ子。長谷川哲次(津川雅彦)の母親。中盤で長谷川宅を訪れた哲次の友人たちにサイダーを運んでくる
カナリヤ先生と子供達 1958 原ひさ子。学校の先生
ハチ公物語 1958
原ひさ子。全編で。坂野八重子役。上野英三郎博士(高橋正雄)の奥さん。全編通して登場する。映画本編では名言しないが、史実では内縁の妻。優しそうな感じの女性。和服姿
才女気質 1959 原ひさ子。轟夕起子家の離れに間借りしている。軍手織りの内職
第五福竜丸 1959 原緋紗子。山崎(松山照夫)の母
女性自身 1962 原ひさ子。終盤。自動車に轢かれそうになるお婆さん。佐原健二が身を挺して助ける
ある子守の詩 1976 × 原ひさ子。寝たきりの祖母
悪魔の手毬唄 1977 × × 手毬唄を唄う婆様
黒い雨 1989 原ひさ子。重松(北村和夫)の母キン。矢須子(田中好子)の祖母。農地解放によって土地を手放すことになったショックで認知症が始まり、矢須子を娘の清子と間違えている
作品名
【TVドラマ】







説明
大鉄人17
第18話「恐怖の夏休み! 暴走する新幹線」
1977 原ひさ子。のぞみ(馬淵里美)と姉(上田かおり)のお婆ちゃん