昨年(2019年)に続き今年も開催される。映画と実演のコラボ企画。浪曲がブームだった時代があった。そんな時期に製作された映画を上映する。いわゆる節劇として作られた作品に当時活躍していた大物浪曲師が担当する。映画のファーストシーンで浪曲を担当する浪曲師たちが自己紹介と挨拶をする作品があるのには驚いた。それだけ当時は浪曲が一般に浸透していたのだろう。
さて、今回の上映作品は20本弱あるが、その中で何本かはフィルム上映のようだ。現在配布されているチラシによると
作品 | フィルム規格 | 劇場 |
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元禄忠臣蔵 前編・後編 | ユーロスペース2 | |
韋駄天数右衛門 | ユーロライブ | |
忠臣蔵 暁の陣太鼓 | ユーロライブ | |
祖国の花嫁 | 16mm | ユーロライブ |
国定忠治(1946年) | ユーロライブ | |
召集令 | ユーロスペース2 | |
春秋一刀流 | 16mm | ユーロライブ |
岸壁の母 | ユーロライブ→ユーロスペース2に変更 | |
世紀は笑ふ | ユーロスペース2 |
の9本がフィルム上映となっている。チラシには上映劇場の記載はないが、Webサイトの前売券購入サイトには上映劇場の記載がある。フィルム作品で16mmと記載のないものは、35mmと思われる。
「ユーロスペース2」はフィルム映写機が設置されているのだが、私の記憶によれば「ユーロライブ」にはフィルム映写機は設置されていない。さてどうするんだろう。今回の企画のためにポータブルタイプの映写機を設置するのだろうか。35mmの映写機はそれなりに大きいので大変ではなかろうか。35mmだと2台を交互に切り替えて上映するので設置スペースの問題も発生する。それともチラシ表記のミスで、16mmもしくはデジタル上映になるのだろうか。
先日ユーロスペースに映画を見に行った時、たまたまこの企画の担当という女性職にがいらっしゃったので上記の件について質問したが、はっきりとした回答は得られなかった。時間がなかったので諦めてしまったが、担当ならしっかり把握しておいてほしい。
実際のところはどうなんだろう?
2020/6/20追記
先日『岸壁の母』の上映劇場がユーロライブからユーロスペース2へ変更になったとのお知らせメールが届いた。このことにより『岸壁の母』は35mmフィルム上映だろうと想像できる。ユーロライブで上映予定のフィルム作品は16mmもしくはデジタル素材に変更になるんだろうな…。